なんてこたぁない。ただの昔の・・・その7
すごいんです。
66年2月20日、「てなもんや」は史上空前の64.8%という視聴率を上げました。
民放の連続喜劇としては、もはや考えられない数字です。
しかも常時40%を確保したというから、すごいというより、バケモノというべきでしょう。
その魅力はどこにあったのでしょうか。
まず全編がギャグとコントの連続です。
チビだのウマヅラだのアブナイことばを連発し、平参平の得意技など、いきなり転んで片足を曲げたまま歩いて行き、はったと立ち止まってピザを叩くと、また足がピンとするなんて、いまではとても放送できない代物でした。
とはいえそれは、大阪のお笑いの原形だったというべきでしょう。
アクが強くテンポがいいのです。
それをゲストがからんだ芝居と、狭いスタジオをいっぱいに使ったスペクタクルで包み、明るくて爽やかな喜劇に仕立てあげた腕前は並みではありません。